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デザインスクールに通わず、独学でPhotoshop・Illustratorを使えるようになりました。ただ独学には共通の壁があります。「なんとなく良い」「なんとなく惜しい」までは自分で分かるのに、その理由を言葉にできないという壁です。
理由が言語化できないと、次の制作に活かせません。同じような失敗を繰り返したり、逆に「なぜ良いのか分からないままたまたま良いものができた」で終わってしまったりします。この記事では、その壁を越えるためにChatGPTを「言語化の相棒」として使っている方法を紹介します。
なぜ独学は「理由」でつまずくのか
学校やスクールの一番の価値は、作品そのものより講師からのフィードバックにあると思っています。「ここの余白が窮屈だからこう直す」「視線がここで止まってしまうから要素を減らす」というように、感覚を言葉に変えてくれる存在がいることです。
独学だとこのフィードバック役が不在です。自分の感覚だけが頼りなので、成長のスピードが自分の言語化能力に依存してしまいます。
AIに「なぜ」を聞く勉強法
やっていることはシンプルです。自分が作ったデザイン(LPのセクション画像やバナーなど)をChatGPTに見せて、良い点・改善点を理由つきで説明してもらいます。
使っているプロンプトの型
このデザインについて、デザイン初心者にも分かるように評価してください。
良い点・改善点をそれぞれ2〜3個、「なぜそう言えるのか」の理由もセットで
説明してください。専門用語を使う場合は簡単な補足もお願いします。
ポイントは「理由もセットで」という一文です。これがないと「良いと思います」で終わってしまうことがあり、狙っている言語化にたどり着けません。
出てきた指摘をそのまま鵜呑みにしない
AIの指摘は的確なこともあれば、見当違いのこともあります。大事なのは指摘の正誤そのものより、「そういう見方・言い方があるのか」という語彙を増やすことです。指摘を受けたら、実際に自分の目でも該当箇所を見直し、納得できるものだけを次の制作に取り入れています。
この方法で言語化できるようになった例
実際にこのやり方を続けて、感覚だけだったものが言葉にできるようになった例をいくつか挙げます。
- 「なんとなく窮屈」→「余白の比率が均一すぎて呼吸感がない」:要素間の余白に強弱をつける発想を持てるようになった
- 「なんとなく安っぽい」→「装飾要素の色数が多すぎて統一感が出ていない」:色数を絞る判断が早くなった
- 「なんとなく読みにくい」→「視線の流れに対してテキストの開始位置がバラバラ」:要素の配置を視線誘導の順番で揃える意識がついた
この勉強法の限界
正直なところ、この方法だけで完結するとは思っていません。AIの指摘はあくまで一般論に基づいたもので、案件ごとの文脈(クライアントの業種や狙っているターゲット)までは踏み込んで見てくれません。また、指摘が的外れなときにそれを見抜けるかどうかは、結局こちらの目が育っているかに依存します。
体系立ったカリキュラムで基礎から学びたい人や、実際の人間からのフィードバックが欲しい人には、独学+AIだけでは物足りないはずです。そういう場合は、オンラインのデザインスクールで基礎を固めてから、このAI活用法を「復習・言語化の補助」として組み合わせるのがおすすめです。
まとめ
独学でデザインを学んでいて「なんとなく」から抜け出せない人は、自分の作ったものをAIに理由つきで評価させてみてください。指摘の正しさより、「そう言葉にするのか」という語彙が増えることが一番の収穫です。
体系的に学びたい場合はスクールと組み合わせる、感覚を言語化する練習は日々AIとやる、という二段構えが今のところ一番バランスが良いと感じています。

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